コンテンツマッチ広告の限界と行動ターゲティング広告
Adsenseなどのコンテンツマッチ広告が多くの媒体に掲載されるようになりました。今では大手の新聞社やテレビ局のサイトでもAdsenseを見かけます。 確かに、「ページの内容にマッチした広告を表示する」というのはとても分かりやすい広告商品です。
ただ、大手のニュースサイトを見ていてコンテンツマッチ広告にも限界があるな、とあらためて感じました。
コンテンツマッチ広告がマッチしている例
- このページのAdsenseには「燃費向上」「中古車情報」などの広告が表示されていた。
- この記事を読む人は少なからず車に興味がある人だろうから、広告のクリック率は高そう。
コンテンツマッチ広告がマッチしていない例
ページビューや閲覧者が多いページほどコンテンツマッチ広告は適していないのではないか?
媒体運営側として悩ましいのは、後者のように、新聞の一面に載るような情報、つまり「ページビューや閲覧者が多いページ(多くの収益を望めそうなページ)ほどコンテンツマッチ広告は適していないのではないか?」ということです。
一般的に、閲覧者の属性が絞り込めないページの広告は単価が低くなってしまいますが、このようなページではユーザーの行動履歴をもとにターゲティングをしたほうがよいのではないか、と思います。
行動ターゲティング広告(BT広告)
BT広告は、ウェブ閲覧などネットユーザーの行動履歴をデータベース化し、解析に基づいて配信対象ユーザーを絞り込む。RSIはユーザーのグループ化によって、どのページを閲覧しても興味ある分野の広告を表示するという。例えば、自動車関連のWebサイトをよく見ているユーザーには、金融関連のサイトを見ている時にも自動車の広告を出せる。
行動ターゲティング広告を気味が悪いと感じるユーザーもいるはずで、どこまで普及するかは分かりませんが、個人的には、Adsenseのように「広告タグを貼り付けておくだけで行動ターゲティング広告を掲載できる仕組み」ができるといいな、と思っています。