はてな京都オフィス、完成

はてなの新しい本社である京都オフィスが本日無事に完成しました。 新しいはてなのモノづくりの拠点となる京都オフィスの雰囲気をかんたんに紹介させていただきます。

オフィスの場所、外観

京都駅から地下鉄で2駅3駅の烏丸御池駅・徒歩2分、セブンイレブンが入っているビルの最上階です。 京都市役所にも7〜8分くらいで行ける場所です。 御池通というとても広い通りに面していて、歩いても自転車で走っても気持ちいいところです。


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オフィス内の雰囲気

エントランス

  • 木目調の壁、タイルで優しい雰囲気に。 南側の窓から入る自然光を遮らないように壁は目線高にしています。 壁の端にはHatenaのロゴ。
  • 奥に見えるカウンターは受付ではなく、オフィスランチ用に使う配膳カウンターです。(今は移転祝いにいただいたお花を飾っています) 木目調の床にしたのは、配膳の際にカレー等をこぼしても汚れを拭き取りやすいだろう、という意図もあったりします。
  • 冷蔵庫の向こう側には鍋、炊飯器、食器、お菓子などを置いてあります。(はてなスタッフにとって飲食は重要なポジションを占めています。)
オープンスペース

  • 全員でミーティングをしたり、ご飯を食べたりする場所がこちら。 増員に備えてスペースを広めに取っています。
  • 中央奥には東京オフィスとのミーティングに使うテレビ会議システムや、ちょっとした打ち合わせに使えるテーブルを置いています。
  • モノを大事にする社風なので、東京のオフィスで使っていた家具もほとんど捨てずに再利用しています。
ガラスパーテーション

  • モノづくり系スタッフが集中してサービスづくりに取り組めるように、ガラスのパーテーションで仕切った部屋を2つ用意しました。 それぞれ4人で使うことを想定していますが、写真の通りかなり広めにスペースを取っています。(この写真のスペースが4人分の1部屋です)
  • このガラスパーテーションはid:jkondoがかなりこだわっていたものです。 外からでもお互いの姿が見えることで社内の一体感は保ちつつ、集中して仕事ができる環境になったと思います。
  • 部屋の中央には昇降式の丸テーブルを設置。 椅子のまま振り返ってミーティングをしたり、コーヒーを飲みながら立ってミーティングをすることも可能です。
ワークスペース

  • こちらはガラスパーテーションの反対側にあるワークスペース
  • ワイワイガヤガヤしながら仕事をしたいスタッフはこちらの場所を使います。
  • 静かに仕事をしたい人たちと空間を分離したことで、お互いストレスなく仕事ができるようになりそうです。
カウンターテーブル


  • 南側の窓沿いにカウンターテーブルを設置。 床を上げているため眺望もよいです。 仕事に行き詰ったときはこの席で気分を変えてみる、というような使い方を想定しています。
  • 昼間は視界の上半分に空が広がってとても気持ちいいです。 夜は落ち着いた雰囲気に一変。
  • 長時間仕事をしても疲れないよう、バロンチェアを採用。 個人的にはこの席が一番気に入っています。
Pingpong会議室

  • ここは京都オフィス唯一の会議室です。 基本的には社内に何でも情報をオープンにしているはてなですが、面接や商談などクローズドな場所で打ち合わせをしたいときはこの部屋を使います。
  • とはいえ、会議にしか使えない部屋を作るのはもったいないので、空間を有効活用するために、スタッフからの要望の多かった卓球部屋と会議室を一体化できないか、という話になりました。
  • 卓球台は脚が多く、そのまま会議机として使うのは難しいのですが、匠の技でアスクルの机と卓球台の天板を見事に1つに合体し、会議にも卓球にも使える、遊び心溢れるはてなオリジナルの素敵なテーブルが完成しました。
Pingpongミーティングテーブルの製作過程
  • アスクルのテーブルに匠お手製のスペーサーを取り付けます。 天板の間にコード類を通せるように配慮しています。

  • はてなの世界展開を見据え、天板はもちろん、高さも国際規格に対応しています。

  • 完成! ピンポンのように会話が弾むこと間違いなし?

株式会社ヴィスさん


今回の京都オフィスの内装は「デザイナーズオフィス」をセールスポイントにされている株式会社ヴィスさんと一緒に進めました。

オフィスの内装を考える際には、機能性、デザイン性はもちろん、コストも考慮しなければなりませんが、一番はてなスタッフの希望に合ったプランを提案してくださったのがヴィスさんでした。 また、ヴィスさんはインターネット企業のオフィス作りの実績も豊富で、安心して仕事を進められました。

社内ミーティングの音声や各スタッフが作った「理想の京都オフィス」の図面を見ながらプランを考えていただいたり、Pingpong会議室など、かなりワガママな要望にも精一杯応えてくださったヴィスの金谷さんにはとても感謝しています。(最後は「デザイナーズ配線や!」などとジョークを飛ばしながら配線作業までやってくださったおかげで何とか間に合いました。)


さて、これでモノづくりをするための器はできたので、いよいよサービスづくりに注力しようとしています。 ご覧の通り、まだまだオフィスには余裕がありますので、引き続き一緒に働いてくれるスタッフを募集しています!

新幹線通勤

2拠点体制に伴い、これからしばらくの間は水〜金は新本社となる京都で、月〜火はビジネスの拠点である東京で過ごすことになりました。

毎週新幹線で京都 ⇔ 東京を往復するのはそれなりに疲れる(慣れの問題?)のですが、都内で電車通勤するのに比べると有効に移動時間が過ごせるのはいいかな、と思っています。 片道約2時間10分あるので、それなりにまとまった仕事もできるし、基本的に割り込み仕事も入らないので、落ち着いて考えごとができる時間が取れるのも嬉しいです。

新幹線通勤に欠かせないもの

ところで、東京 ⇒ 京都行きの新幹線に乗っているときは乗り過ごすのが怖くて眠れません。 気が付いたら博多まで行ってた……なんて豪快な乗り過ごしをした人っているのかな。

パケット使用量が1年前の100倍になっていた

ふと先月のケータイの料金明細を確認したら、982万パケット使っていました。 パケ・ホーダイに入ってからは特にパケット使用量を気にしていなかったのですが、1年前はせいぜい7〜8万パケット/月くらいだったので、(僕個人としては)1年前の100倍のデータを使っていることになります。


jigブラウザmobile2PCに加えて、動画サイトを見ることが増えたからかな、と思っています。 以前はケータイで動画なんて見ないよ、と思っていたのですが、Qlick.TVはTBSニュースは1ニュース1分程度にまとまっていて、外出先でちょっとした時間があるときによく見ています。 あと、メモ代わりにケータイで動画や写真を撮ってメールで送ることが増えたのも影響してそう。


ただ、ものすごい勢いで電池が減って困るので、最近はコンパクトな外付けリチウムイオン電池を持ち歩いています。 以前は乾電池タイプのものを使っていましたが、これはポケットに入れても気にならないくらいのサイズで、電気容量も大きいのでかなり助かっています。

SANYO FOMA用 充電器 (リチウムイオン携帯アダプタ) KBC-L1

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HSDPA対応端末の増加に伴って、ケータイインターネット全体の通信量(PVではなく)はどれくらい増えているのかが気になります。

京都本社移転について思うこと

僕はちょうど2年前(2006年2月)に、16番目の社員としてはてなに入社しました。 はてなスタッフの中では比較的社歴が短い人間ですが、米国進出、新サービスリリース、そして京都移転という大イベントが続いていて、退屈しない日々が続いています。 大変ながらも楽しく仕事をしています。

入社前に聞いた米国進出の話

入社当時は米国進出の構想を練っていたころで、僕を誘ってくれたid:kawasakiからその話を聞かされたとき「日本から世界へ、っていいじゃん!」と思いました。 というのも、僕はそれまでeグループ、Yahoo! JAPANと米国生まれのサービスを運営する会社で働いていて、シリコンバレーのすごさを感じていた一方で、そろそろ国産のネットサービスが世界市場で受け入れられる時代が来て欲しいな、と思っていたからです。 なので、次に行く会社は日本でサービスを作っている、世界に目が向いている会社にしよう、と決めていました。


ただ、正直なところ「米国進出は確かに夢があるけど、たった14人(当時)のベンチャー企業で、オーナー社長が海外行っちゃって大丈夫なの? もうしばらく日本で力を蓄えたほうがいいんじゃないの?」と不安に思ったのも事実です。


米国進出で得た経験、人脈は今後も世界市場向けにサービスを展開して行く上で大きな意味があると思っていますが、純粋に数字だけで見れば米国事業はユーザー、収益ともに大きく伸びてはおらず、現時点ではお世辞にも成功したとは言えない状態です。

京都移転の意味

今回、本社を京都に移すという大きな決断をする上では社内でもかなりの議論があり、最後は「はてなの長期的な成長を考えた上で、ものづくりに集中するためには創業の地である京都が最適である」というid:jkondoの強い思い(詳しくは本人がどこかで話すと思います)があり、スタッフも最後は納得した、という経緯がありました。


もちろん社内では「なぜ京都なの? 東京じゃだめなの?」という意見も出ました。 実際、僕も東京で生まれ育った人間で、配偶者も東京で働いているため、京都移転の話を最初に聞いたときは「困ったな、単身赴任かなー。」と思いました。 その後の議論を通じて、はてなが京都に行く理由、意味をいちおう理解、納得したつもりですが、それを実際に自分の体で感じるのはこれからです。 今回の京都移転が1つのきっかけになって、昨年末から数名のスタッフが退職しましたが、面白かったのは退職したメンバーも今回の京都移転について「はてなにとってはよい決断」と応援してくれていることです。


今回、「はてな京都移転」というニュースを各所で取り上げていただいているのはとても嬉しいのですが、重要なのは京都に行くことではなく、「京都で世界市場に受け入れられるサービスを作る」ということだと思っています。 何年かかるかは分かりませんが、任天堂、京セラ、オムロン日本電産島津製作所などのように「京都発の世界企業」として認められるようなものをつくり、その結果で評価してもらえるような会社になりたいです。

新オフィスは約3倍に拡張

ちなみに、昨日お電話をいただいた記者さんから「事業縮小ですか?」「固定費削減ですか?」という質問をいただいたので補足しておくと、どちらでもありません。(笑)

京都オフィスについての話はまた後日書きますが、京都・東京の新オフィスの面積は現在の約3倍に拡張します。 今のオフィス面積は約40坪ですが、新しい京都オフィスは約80坪になり、東京にも40坪弱の新拠点を設ける予定です。 結果として、賃料も今の1.7倍くらいに増える見込みです。 オフィスの面積が大幅に増えるので、人材採用もこれまで以上に積極的に進めて行きたいと思います。

※なお、いちおう創業以来7年間増収増益が続いており、それなりのキャッシュもありますので、財務的な問題はありません。
 

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という訳で、最後に宣伝です。 今回は京都に「ものづくりの拠点を結集」しますが、会社としてのはてながより大きく成長するためには、ものづくり系以外の人材も必要です。 総務・経理・人事、ユーザーサポート、事業開発などのスタッフ(正社員、アルバイト)も京都・東京の両拠点で募集中ですので、ご興味をお持ちの方は求人情報ページからぜひご応募ください。(実は、もう京都オフィスに入社予定の内定者もいます)

京都のオフィス探し 〜 「カラスマオイケ」

株式会社はてな、本社を京都に移転、ものづくりの拠点を結集」の通り、今年4月にはてなの本社を創業の地である京都に移転することになりました。


僕は経営企画担当として、サービスづくり以外のチーム(総務、サポート、事業開発)を担当していて、今回の京都移転プロジェクトも担当することになりました。 はてなには京都出身のメンバーも多くいますが、東京で生まれ育った僕が京都移転プロジェクトを進めるというのも何だか不思議なものです。


「へんな会社」のつくり方 (NT2X)』にも書かれている通り、「いつかは京都に戻る」という計画はあったものの、今回の京都移転を正式に決めたのは去年の12月(約2か月前)なので、かなりのスピードで準備を進めています。


多少急いででも移転時期を4月に決めた理由はこんなところです。

  • 決めたのであれば1日も早くやりたい
  • 転入学が必要なスタッフのお子さんのことを考えると、新学期がはじまる4月頭には移転を終わらせたい
  • 京都の夏は暑く、id:jkondoの生産性が低下する。 暑くなる前に移転を済ませたい;)


何はともあれ、引越し先が決まらないとすべてが進まないので、12月半ばから京都に何度か行ってオフィス探しをしてきました。 id:jkondoからは「烏丸御池御池通沿いがいい」とかなりピンポイントな要望があったので、烏丸御池周辺で条件に合いそうなビルを片っ端から見てきました。

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そもそも土地勘がない僕にとっては、「カラスマオイケって何?」という感じだったのですが、烏丸御池の第一印象はこんな感じでした。

  • 落ち着いたオフィス街。 東京で言うと丸の内のような雰囲気。 京都市役所は言うまでもなく、電通博報堂朝日新聞、読売新聞、時事通信など、大手企業の京都支社が集まっているなど、京都の本社をここに置くのは違和感を感じない。
  • 不動産会社さんによると、周囲におしゃれなカフェが増えているらしい。 確かに歩いていてカフェをよく見かけた気がする。 近所のカフェに散歩してアイデアを練る、なんてのも、ものづくりをするにはいい環境っぽい。
  • 御池通は広い。 歩道も広くて歩きやすいし、自転車で走るのも気持ちよさそう。


四条烏丸四条河原町など、他のエリアのオフィスビルも10件くらい内見しましたが、

  • 本社機能を置く以上、ビジネスの中心街がよい
  • 一方で、ものづくりの拠点ということを考えると、周りが賑やかすぎる場所は避けたい
  • 京都の学生さんが自転車でアルバイトに通えるくらいの場所がよい
  • 東京オフィスと行き来するスタッフもいるので、京都駅から電車ですぐ行ける場所がよい

などの条件を考慮して、最終的に烏丸御池にオフィスを構えることに決めました。

オフィスで手作りランチ

気付けば半年も日記を書いていませんでした。 今日ははてな社内のトピックを1つ。 最近、毎週水曜日はオフィス内でランチをしています。


もっともらしく目的を書くと、「美味しいご飯を食べることで、仕事への意欲を向上させ、健康を促進する」、「社員同士の交流を深め、業務中ではなかなか話せない話題について意見交換する……」という感じになりますが、まあ要するに「同じ釜の飯を食って楽しくやろうぜ!」ということでワイワイやってます。


いつもは宅配ビザやお弁当を注文するのですが、今週はこのランチ制度の発案者であるid:snishiyamaが大鍋に「豚汁うどん」を作ってくれました。 東京は寒くなってきたので、やっぱり温かいご飯はいいですね。

豚汁うどん

慌てないでください

取り合い中

ごちそうさまでした

はてな総務チーム(左はアルバイトのむっく)


このほか、オフィス環境を少しでも快適にするために、朝食にパン、バナナ、ヨーグルト、シリアルを用意したり、金曜日の晩はみんなでお酒を飲みながら1週間を振り返ったり……といったこともしています。


なお、「食堂が欲しい!」という声もちらほら出ているので、料理の腕に自信のある方のご応募もお待ちしております。^^;

Rimoのお気に入りチャンネルをブログに貼り付け

Rimo(リィモ)視聴者の皆さんが作ったチャンネルをブログに貼り付けられるようになったので、テストしてみます。 ユーザーチャンネルユーザーチャンネル一覧から探すことができます。



http://rimo.tv/#/channel?url=http://www.youtube.com/watch?v=TQF0s_el7nY
先月ようやくWiiを購入できたのですが、ゼルダの伝説の謎解きに最初からハマってしまい、なかなか先に進められません。 あと、魚が釣れない。 1時間で1匹しか釣れず……。 自分のゲーム脳が退化している気がします。